ザ・メイキング(89)金属バットができるまで
身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「金属バット」。材料となるのはアルミ材をパイプ状に加工したもの。アルミパイプは加工後に長さがのびるため製品の長さより短めに切断される。パイプの肉厚は、外径は変えず打撃部分が厚く グリップ部は薄くなるように成型される。スェージングマシンで、パイプを機械の中でたたいて成型していく。パイプがたたかれて直径が小さくなると逆に肉厚が厚くなるという性質がある。均一な肉厚をもつ素材パイプを加工するとグリップ部が一番厚くなってしまう。これを防ぐために前処理の「肉厚調整」を行う事で、設計通りの肉厚変化と直径変化を作る事ができる。成型が終わったバットは、約500℃で加熱後、 水に入れて急激に冷やす。この熱処理が行われるとアルミ合金の中の金属(銅・亜鉛等)が均一に溶け込む(=溶体化処理)。もう一度炉で加熱すると、アルミとマグネシウムや銅等との化合物が生じ、硬く強い材料に変化する。(サイエンスチャンネル:2001年制作)
放送日  ※放送予定はやむを得ず変更となる場合があります。ご了承ください。
番組表TOP