ザ・メイキング(97)魔法瓶ができるまで
身近な製品がどのような技術を使ってつくられていくのかを追い、モノの成り立ちと科学技術の関わりを伝えます。今回のテーマは、「ガラスの魔法瓶」。魔法瓶は熱い物を熱いまま冷たい物を冷たいままに保つもの。魔法瓶の秘密は内ビンと外ビンの二重構造にある。熱はガラスなどの物質を通して温度の高い方から低い方へ移動する性質を持っている。空気も熱が移動する通り道になる。そこで内ビンと外ビンの間を真空にし、この真空の壁で熱を閉じこめる。さらに熱が外へ向かって放たれても、銀メッキの鏡によって反射して中へ戻るようになっている。これを輻射熱(ふくしゃねつ)という。二重ガラスビンの原料は、熱に強く大きな温度変化にも耐える「硼珪酸ガラス」。まず外ビンにチップ管を溶接する。これはのちに二重ビンの間の空気を抜くためと銀メッキ液を注入するための管。この管を使って銀メッキ液を注入し、その後空気を抜き密封すると二重ガラスビンは出来上がる。(サイエンスチャンネル:2001年制作)
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