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2024
517日()

「高校から愛光」ってアリ? 学校生活や入試の攻略法を大調査!

2024年3月11日(月)08:00

 

「高校から愛光に行く生徒は、入学後も優秀なんですよ」。ある塾関係者から聞いた話です。
 愛光といえば、東大・京大といった難関大学や国公立大学医学部医学科への進学者数で愛媛トップ。中高一貫校で中学から入学するイメージが強いですが、1月の愛光高校入試でも約50人ほどの募集に対して163人が挑み、今治や新居浜といった松山以外の受験生の姿もありました。
 「高校入試イコール県立」が圧倒的多数の愛媛で、なぜ愛光を目指すのでしょう。生徒へのアンケートで聞きました。「高校から愛光ってアリ?」 (坂本敦志)

 

💯1年E組

 

高校入学組が入る1年E組

愛光高校の定員は250人。中学から入学する生徒が約200人いるので、毎年1クラス50人程度の募集になります。ちなみに中学入学組は「内進生」、高校入学組は「外進生」と呼ばれます。
外進生は1年生の間は「1年E組」というクラスに分けられます。愛光中は公立中よりも学習のスピードが早く、中学段階で高校の学習内容も学ぶため、内進生と外進生では高1段階で進度に大きな差があります。そこで、時間数の多い別のカリキュラムで授業を受け、内進生と合流する2年生までに追い付き、追い越せで学んでいきます。長期休暇中も補習授業を行い、カリキュラムを進めるそうです。
愛光学園は「1年生のカリキュラムは基本的な学習がベースとなります。基礎固めを行うことにより、しっかりとその単元の理解に努めていきます。進度が速い教科もあり、毎日の予習復習確認が欠かせません。学習習慣が大切であることが感じられると思います」。

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