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2024
52日()

松山聖陵野球部から愛媛大医学部医学科に現役合格 池田敦貴さんの妥協なき文武両道

2024年4月1日(月)08:00

 

 

 「甲子園」と「医師」という二つの夢。松山聖陵高校野球部だった池田敦貴さんは、甲子園に3度出場した強豪で背番号9のレギュラーとして活躍しながら、今春、愛媛大医学部医学科に現役合格を成し遂げた。松山聖陵からの医学部医学科合格は2人目。もちろん野球部からは初めて。「言うは易く行うは難し」のハイレベルな文武両道を実現させた池田さんは、スポーツドクターを目指してさらなる飛躍を誓っている。(坂本敦志)

 

⚾荷川取監督からのスカウト

 

松山聖陵野球部時代の池田さん。背番号は9

 

 小学2年生から野球を始め、中学は硬式野球チームの松山ボーイズに所属。当時のチームメイトは松山商、新田、高知中央、盈進(広島)といったいずれ劣らぬ強豪に進んだ。野球はもちろんのこと、中学の時から勉強は得意だったという。「得意ではありましたが、中学の頃は真面目に取り組んだというより、テスト前にやっていた、こなしていたという表現の方が合っていると思います」。ちなみに中3の夏の時点では、県内有数の進学校・松山東に進むつもりだったそうだ。
 松山聖陵を選んだのは言うまでもなく甲子園という夢に挑戦するため。「夏の大会ごろ荷川取先生(松山聖陵監督の荷川取秀明さん)から誘っていただきました。勉強と野球が両立できるというので、12月ごろ特進コースに決めました」

 

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